シネマジャンキー

観た映画の紹介と感想。

02.WILD-わたしの中の獣-

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個人的総評 3.8 / 5

 【 あらすじ 】

youtu.be

 

職場と自宅の往復で無機質な毎日を過ごす女性アニア。彼女はある日、自宅マンションの前に広がる森で一匹のオオカミを見かける。オオカミは彼女をじっと見つめ、再び森の中に姿を消した。嫌な上司ボリスにこき使われ、冴えない日々を過ごしていたアニアは、初めて触れる‘野生’に心をかき乱され、激しく惹かれていく。
次第にオオカミに執着するようになった彼女はあらゆる手を尽くし、ついに捕らえて自分の高層マンションに連れ込む。狭い部屋で暴れるオオカミに最初は命の危険を感じるが、次第に“彼”と心通わせ、彼女が秘めていた欲望が露になっていく。
果たして獣と愛を交わした彼女を待ち受ける運命とは―。

 [公式サイトより引用]

 

【 感想 】

 鬱屈した日々に、幻想のようなオオカミと出会ったことで、アニアの日常は歪んでいき異常な執着と愛に辿り着く。

彼(オオカミ)が本当に実在したのか否かは問題ではない。

ただ愛と自由が問われている。

 獣臭くて苦手という人もいるが、ボク的には画面が終始美しいのでそれ程獣臭くは思わなかった。本物のオオカミが演じている・倫理感の問題からか、オオカミとの絡みはほぼなく舐めるのみ。獣姦ものの期待大でいるとガックリ感がある。濡れ場は人と。でも「お前とかいっ」と突っ込みたくなる人選。

鬱屈した日常が確りと描かれていたからこそ、見終わった後の開放感が素晴らしい。

ラストのアニアの顔が脳裏に焼きついて離れない。

 

【 映画詳細 】

原題 : WILD

監督 : ニコレッテ・クレビッツ Nicolette Krebitz

脚本 : ニコレッテ・クレビッツ

 

出演 :

   アリア / リリト・シュタンゲンベルク Lilith Stangenderg
   ボリス / ゲオルク・フリードヒ Georg Friedrich
   ジェニー / ザスキア・ローゼンダール Saskia Rosendahl

   キム / ジルク・ボーデンベンダー Silke Bodenbender

   オオカミ / ネルソン Nelson

 

製作 : ベッティナ・ブロケンパー Bettina Brokemper

撮影 : ラインホルト・フォルシュナイダー Reinhold Vorschneider

 

美術監督 : シルヴェスター・コゾレック Sylvester Koziolek

 

音楽 : テラ・ノヴァ / ジェイムス・ブレイク Terranova / James Blake

配給 : FINE FILMS,INC.(ファインフィルムズ)

上映時間 : 97分

映倫区分 : R15+

 2016 / 2016.12.24 日本公開 / ドイツ

公式ホームページ :

www.finefilms.co.jp

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